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瑯琊榜  ~麒麟の才子、風雲起こす ハマり度☆よかった
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●2015年 中国  全54話
●演出:コン・シェン リー・シュエ
●原作・脚本:ハン・イェン
●出演:
フーゴー(梅長蘇) ワン・カイ(靖王)

●視聴終了:2018.9.2

知略を駆使しつつ強く正しき者同士情義で結ばれる絆の深さ
悲願を達成するまでの苦しき紆余曲折に惹きつけられる
2015年、大ヒットを飛ばし各賞総なめ、キャストはブレイクしたという噂のドラマをみる機会が来たのですが、噂に違わず面白い!54話もある大河ドラマは中だるみ一切なしのモンスタードラマでした。

格付け機関「瑯琊榜」の若き公子1位に輝く江佐盟の宗主、梅長蘇が主人公。
公子とは?と思うのですが、資金力人望統治力などがあるということの総称かなと受け取って見ていました。実際梅長蘇の頭脳明晰さは群を抜いていて、その先見の明と知略がこの作品で主人公が目的を果たす重要な役割を担っています。

梅長蘇には生きているうちに何としても果たしたい悲願がありました。
時期皇帝の相続争いをしている現皇太子と2番手勢力の誉王に指南願いたいと迎えられて都入りした梅長蘇はそのどちらでもない第7皇子靖王を次期王にすべく動き始めます。
靖王を推戴したいある大きな理由は悲願と密接につながったものでした。

ただ梅長蘇の寿命は長くなく、タイムリミットと成し遂げるべき目的の大きさから、みている方はハラハラドキドキ。乗り越えていかなければならない敵は侮れないつわものたちばかりだしこれは一体どうなるんだ?と目が離せませんでした。

作戦や策、時勢について詳細な説明を逐一してくれるのに対し、梅長蘇が何者で何を目的にしているのかは見て行かないと簡単には分からない構成で、登場人物の家族関係姻戚関係を理解するのも徐々にという感じ。
だからこそ、積み重ねられたエピソードが満ちて明かされてゆく真相が面白い。
おまけに、ちょっとした伏線が実は重要なカギだったということもあったり。

どの登場人物も美形で魅力的で、悪役すら全開の熱演は素晴らしい。
セットは巨大で壮観。
邸宅は風流でいつもとは違った味わいを堪能できました。

もしまだ見ていない方がいらしたらぜひぜひ、おススメです!




~ネタばれあり~


梅長蘇が余命いくばくもない体で都しかも後継者争いの渦中へと飛び込んできたのはほかでもない、亡き大切な人々の汚名を晴らすという悲願があったから。

梅長蘇とは死を乗り越えて名乗ることにした二つ目の名前。
元の名は林殊。王女を母に、忠臣であり最強の赤焔軍猛将林氏を父にもつ林殊。

父の率いる赤焔軍として北方の外敵を討伐に向かった折、謀反の罪を受けて全滅させられ、当時皇太子だった賢王とも呼ばれた祁王も謀反の首謀として断罪させられていました。
林殊は生き残ったものの、風貌がまるで別人となってしまうほどのある毒に蝕まれ、命を削って策謀によって罪なき人々を死に追いやった者たちに復讐を果たし、濡れ衣を晴らすという悲願を達成せんと舞い戻ってきたのでした。

林殊だと気づく人、気づかれてはならない人に隠し通す切なさ。
一方で彼の人柄と篤い義の心にほれ込み最後まで彼を支え続けようとする仲間たち。

生き馬の目を抜く厳しい政争と後宮の動向、皇帝の気質や探り当てた真の敵をいかに完膚なきまでに倒せるか準備しつくし張り巡らされた作戦の数々。
予測不可能な事態にも打開策を見つけ出す。
非情でありつつも、救済すべき人は救済する彼の手腕にみんな魅了されていくのでしょう。

あまりの人気からでしょうか続編が作られています。
エンディングで靖王が命名した梅長蘇の軍「長林軍」がタイトルに入っています。
評判が良いようならチャンスがあれば見てみようと思っています。

さて、物語終盤になってなぜ林殊だと誰にもわからぬ風貌になってしまったのか理由が明かされます。
架空の設定だとは思うのですが、火寒の毒といって、やけどをした皮膚を食べるある地方にしかいないという虫の毒に侵され雪に埋もれることによって命が助かるというもので、ただ生き残っても毒に侵され皮膚からは白く長い体毛が生え舌が固まり話すことができなくなり、血を飲まないと生き続けられないというものでした。

林殊は名医と出会い皮膚をはぎ骨を削ぐという最もつらい施術を受けていました。通常の風貌と話ができる体になるためではあったものの命を長らえるのが難しく、彼は重い病の体を強い意志で維持していたといっても過言ではありませんでした。

皇帝の下した謀反の罪を覆させるという大きな悲願を果たすため、常人では到底成し遂げられないことを一つ一つ果たしていく姿に胸が打たれるのでしょう。