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ミルドレッド・ピアース
〜幸せの代償〜
ハマリ度☆B上質ドラマ
DVD [Import]
*注:リージョン1
●第63回エミー賞ミニシリーズ部門 主演女優賞・助演男優賞(ガイ・ピアース)受賞
●2010年 アメリカHBO  全5話
●監督・脚本:トッド・ヘインズ   
●脚本:ジョン・レイモンド
●出演:ケイト・ウィンスレット(ミルドレッド・ピアース) 
ブライアン・F・オバーン(バート)
メリッサ・レオ(ルーシー・ゲスラー) 
モーガン・ターナー(ヴィーダ子役)
エヴァン・レイチェル・ウッド(ヴィーダ)  
ガイ・ピアース(モンティ・ベラゴン)
クイン・マッコルガン(レイ)  
ジェームス・レグロス(ウォーリー・バーゲン)    
●視聴:2011.10.27-11.1  WOWOW

●Story
1931年アメリカ。離婚率が上がり女性の社会進出が進むがまだまだ偏見の残る時代、主婦だったミルドレッドは、事業がうまく行かず果ては別の女性の元に通う夫と口論となり夫と別居。2人の娘を養うために仕方なくウェイトレスの仕事を始める。
給仕という職に身分の低さが付きまとう世相から、職を娘に隠していたが、ミルドレッドは自分のレストランを持つ夢を見ることで生きる活力を見出していた。
レビュー
1-2話  3-5  完
ぎゅーっと濃い人生ドラマ
ミルドレッドの成功と愛・献身と哀しみの9年間
演出も脚本も美術も、腕もセンスも良い皆さんが作り上げたドラマだって認めます!
だけど、それらをすべて活かしつつ、
ミルドレッドという女性を体現したケイト・ウィンスレットのうまさを改めて認識させられたわ。

映画のような凝縮された完成度の高さを5話という長尺でより深く掘り下げてある本作が
見ごたえ無いわけない。
骨太で、表現の限界の縛りをできる限り広げてあると感じるアメリカHBO局の制作ドラマは
いつも満足感を感じますよね。評価されているのがよく分かります^^

さて、主婦であることが大事だった古き良き妻の時代と、
女性が社会に進出し始める境界の時期に離婚を迎えたミルドレッドが子どもたちのためにパートをはじめ、店を構え成功し、悲しい別れを経験しつつ、愛する娘と決別するまでの9年間を濃く、丁寧に
そして繊細に描いてあるんだけど、やっぱりミルドレッドの”幸せとその代償”を払わせるのは
音楽の才能はあるが性格に問題ある愛してやまない美しい娘ヴィーダだったわ。


ミルドレッドだって人間だもの、娘の愛し方がヴィーダには受け入れづらい部分があっただろうし
そんな余裕無いのにどこかお気楽に見える夫や彼を責めたくなるのも分かる。
そういう強気さと感情を抑えられない弱さがミルドレッドにあるんだよなー。

ミルドレッドを一番喜ばせ悲しませたのはソプラノ歌手となったヴィーダ。
彼女を演じたエヴァン・レイチェル・ウッドの美しい事といったら・・・あの歌は吹替え?
彼女が歌っているように見えたわ、素晴らしい。それにあの悪魔のような言動や表情も・・恐れ入った!

もう一人、忘れてはならないのがモンティ役ガイ・ピアース。
エミー賞助演男優賞を取ってますね。
役のもつ人気ポロ選手の素敵セクシーリッチ感と落ちぶれ感と、
ミルドレッドに養われながらも自分をないがしろにされたと感じればプライドが傷つく利己的感もヴィーダに通ずるものが。
よく表現されてました。

評価は上々、だけど、気持ち揺さぶられ泣かされるということはなかったのでハマり度はBで、御免。


2011.11.1
4話辺りでC

ミルドレッドのレストランは当たり、順調に業績は伸び3号店を出せるほどに。
一方で娘ヴィーダのピアノの才能を託せる先生をモンティに紹介され4年間師事したものの先生が急逝しその先生が唯一認めたという指揮者からピアノの才能がないとあしらわれ荒れるヴィーダに手を焼くこと多々。
けれど当のヴィーダはミルドレッドの注ぐ母の愛を理解できず、
愛も経済的な庇護も湯水のように浴びながらその笠の下から逃れたいと暴言ばかり。

幼い時から気位が異常に高く、それが芸術の才能ある証だと信じていたミルドレッドだったけれど、とうとう嘘の妊娠話で名のある監督の息子の家から慰謝料をゲットしようと立ち回りを見せるヴィーダと決裂。
出て行ったヴィーダが心配でしょうがないミルドレッドの不安をよそに、
彼女は稀に見るソプラノ歌手の才能を見出されデビュー。
華やかなステージでスポットを浴び、喝采を受ける娘の姿に喜び酔いしれるミルドレッドは
ヴィーダのためにモンティと結婚し豪邸を購入。
衣装やもろもろの経費をレストランのオーナー報酬を水増しして流用してしまいました。

卸業者への支払いは滞り、債権者の出す条件が満たされないと店を手放すしかなく、
事態を打開する唯一の方法として、稼いでいるヴィーダに助けを求めようとしたら、
なんとヴィーダは夫モンティと不適切な関係に・・・・。
逆上し娘の首を絞めてしまったミルドレッド。

結局店を手放し、モンティと離婚、そして元夫との再婚へとつながります。
首を絞められたせいで声が出なくなったといっていたヴィーダは契約していた事務所との契約を切られさぞや落ち込んでいると思ったけれど、実はもっと良い契約条件を出していた企業と契約しNYへ進出。

声がでないというのはヴィーダ流の立ち回りのひとつだったかもしれず、事務所を辞めるいい口実となった様子。
モンティと共にNYへ行くということで、名実共にミルドレッドから逃げ出すつもりのヴィーダにまたも泣かされるミルドレッド。
「あんなの娘じゃない」。夫の言葉に、ようやくミルドレッドの業とも言える娘への執着にも似た縁が切れた瞬間でした。

2011.10.28
2話までB映画のよう!

ケイト・ウィンスレットの存在感や演技がそう見せるのかな?映画のようです。
ミニシリーズともTVムービーとも呼ばれるジャンルの作品なので当然かもしれないんだけどね^^
ミルドレッドの母としての強さと、古き良き妻のイメージを残したキャラクターをうまく表現するケイトです。

夫との別居で実質シングルマザーとなったミルドレッドは羞恥心を抑えてウェイトレスの仕事を始めました。
けれど持ち前の料理の腕のなかでも、彼女の作るパイが商品として価値があることをしり、
自分の店を構える夢を抱きます。

どんなメニューならいいのか、どんなシステムならコストを下げつつ安定した収入を得られるかリサーチも怠りません。
そして、夫のしていた不動産の物件のなかでお荷物となっているモデルハウスを店舗として使えることに。
条件は夫との正式な離婚。
ミルドレッドの本当の意味での第二の人生はスタート。

そんな節目の時期にミルドレッドはモンティという魅力的な男性と出会い一日のアバンチュールを楽しみます。
楽しい時間を終えて帰ってきたら、流感にかかり入院した次女の容態が急変し帰らぬ人に。
人生の節目は喜びと、深い哀しみの中で始まろうとしていました。