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THE TERROR ハマり度☆Bすごかった
Amazonプライム
●2018年 アメリカAMC/Amazonプライム  全10話
●クリエイター:David Kajganich
●原作:ダン・シモンズ「The Terror」
●出演:
ジャレッド・ハリス(フランシス・クロージャー)
トビアス・メンデス(ジェームズ・フィッツジェームス)
キアラン・ハインズ(ジョン・フランクリン)
ポール・レディ(グッドサー医師)
アダム・ナゲイティス(コーネリアス・ヒッキー)
●視聴終了:2018.4.17
1845年北極付近で消息を絶った
2隻の英国海軍軍艦の事実をもとにした小説をドラマ化
映像も迫力あるし音響も臨場感が素晴らしい。
こんな過酷で極限状態の中どうなっていくんだろうかと画面に引き込まれて最後まで見切りました。
俳優陣も豪華な顔ぶれでしたし。

本作は北西航路を開拓するため1845年に英国海軍のエレバス号とテラー号の二隻が旅立ち、
その後北極海付近での目撃情報を最後に消息を絶ったという事実をもとに書かれた
ホラー作家ダン・シモンズの原作をもとにドラマ化されています。

衣装や美術、セリフや音響などからリアルなディーテイルを感じることができるこだわりの作品でした。
ただ、極限状態を描くという意味でリアルを追及すると際限なくグロくなってしまうことは避けられず、それも込みで見てほしいという作品でした。

ただ、あまりに見事にリアリティーを追及した作品ゆえ、船員たちを恐怖に突き落とす巨大生物の襲撃で急にフィクション色が強まった感はあるのですが、原作がホラー小説だという点を考えるとやはり本作はそもそもエンタメのジャンルだったと納得します。

この時代には通信方法は皆無に等しく、安全の保障は全くない=命綱がない、
という不安定さにも恐怖を掻き立てられてしまう現代の私。

かなり残酷でグロいシーンもありますが、受け入れるという方には一見の価値ありです。
〜ネタバレあり〜

最初タイトルがTHE TERRORだからホラー作品だったらどうしようと思ってたんだけど、
艦の名前でした。
いや、ホラーなんだけど、ちょっとイメージが違う・・・いやホラーか。

栄誉の新航路開拓で旅立った軍艦二隻。
消息不明となったこの2隻の乗組員たちはどうなったのかという空白部分を埋める物語として、全滅までの道のりを描いた作品とも言えました。

その原因となったのは四つ。。
まず氷に閉ざされてしまう前に取れる方法があったが取らなかった(艦長判断)。
次に彼らにとって未知の存在だった大型生物による襲撃。
そして食料として持ってきた缶詰の缶の不良によって引き起った鉛中毒。
最後に恐怖と不安から発生した内部反乱でした。

本作では氷に閉ざされてしまってから、謎のクリーチャーに襲撃されるのですが、
ホッキョクグマを巨大化させちょっと人面熊の姿をしたイヌイットの精霊という設定。
地元ではそれを制御する役目を持った人もいるんだけど、
よそ者はそのルールも分からず恐怖におびえ共存の道を探すすべもなかった。

病の恐怖も半端ない。
静かに体の中を蝕まれていく不安と恐怖。

現状を打開したくて、リーダーに対する不信感も募り心も平常心を失う。
そんな時に登場する詐欺師に惑わされて反乱がおこってしまう。

極限状態に追い込まれ、これらの恐怖に支配されてしまった彼らはほぼ全滅。

唯一イヌイットの言葉を話せ、信頼を得ることができたフランシスだけが
イヌイットのグループに受け入れてもらい生き残ります。
ただ、彼はもうイギリスには戻らないし戻れない。
二隻に何が起こったか語る人もない。

リアルな展開の中にクリーチャーが登場して、これはあくまでフィクションですよ
と念を押された感じのある「ザ・テラー」

人が食いちぎられたり皮がべろんとなったり脳が見えてたり
燃えたり切り刻まれたり食べたり食べられたりと
苦手なひとは見るに堪えないシーンも結構ありましたが、
ディーテイルを追及する中でこの描写を避けては通れなかったのかもと思えます。