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ドラマほびっと☆
花遊記 ファユギ ハマり度☆B面白く見た!
●2017-18年 韓国tvN  全20話
●演出:パク・ホンギュン
●脚本:ホン・ジョンウン ホン・ミラン
●出演:
イ・スンギ(孫悟空ソン・オゴン)
オ・ヨンソ(チン・ソンミ)
チャ・スンウォン(牛魔王ウ・フィ)
イ・ホンギ(猪八戒チョ・パルゲ)
●視聴終了:2018.6.17

●イントロダクション:
悪霊の姿が見えてしまうがどうにもできないチン・ソンミは、身を守るためにお札をつけた傘を持ち歩くしかなく、学校でも気味悪がられるばかりでいつも怖い思いをしていた。
ある日、悪霊から守ってくれるという不思議な男に出会うのだが・・・。
西遊記をモチーフにしたファンタジーラブロマンス
1話も長めでボリューム感もスケールも大
本作はつまるところロマコメ。
韓国ドラマのラブロマンスは設定において多彩を極めているところで、
特に恋の成就に立ちはだかる”障壁”が今や親とか横恋慕の恋敵とかじゃなく
人間と人間でないものなんて言うことが多くなっているのですが、本作は人間と妖怪です。

有名な「西遊記」の基本設定をうまく活用してあるので、
人間三蔵が女で、三蔵を守り抜く最強の妖怪悟空とのロマンスに仕上げてあります。

脚本はラブコメの大家(と私は思っている)ホン姉妹。
2005年の「怪傑春香」や「マイガール」以降、ホン姉妹のラブコメはほぼハマれました。
この花遊記、ずっとホン姉妹の作だと知らずに見ていたのですが、
異世界(神界)と人間界を描くことでスケールが大きくなっているのはいるんですが、
二人のロマンスに軸が置かれていてブレないので散漫になることなく最後まで楽しめました。

キャラクター設定も上手く、またそれを演じるキャスト陣のバランスセンスの良さもあって
難しいファンタジーをちゃんとしたエンタメに仕上げてあったなと思っています。

ただ一つ難を言えば、ファンタジーが避けて通れないCGがお粗末だったこと・・・。
ちょっとしたシーンでは何ら不満はなかったのですが、
絶対CGでしか描けないというスケールのところ(ネタバレになるんで…見てもらうとわかるかな)が
う〜〜ん、初期のCGかい?となってしまうんですよ。
最近は海外ドラマなんかで使われている技術があまりにすんごいので、
比べちゃいけないんだけどそれをみちゃっているからどうしようもないのですが・・・。

演者についてはみんなうまかった!
ハマるほどではなかったけど、魅力ある良いドラマでした!
ただ1話1話が長いです。
全20話だったけど、日本のドラマだったら体感40話くらいのボリュームかも?見ごたえあります。

スケールの大きい命がけのラブロマンスが見たいな?と思ている方にはおススメです!



〜ネタバレあり〜

設定が上手かったんですよ。
数千年に一度やってくるという人類の危機を救う使命を負って三蔵は生まれ、
天界で最強ゆえに問題児だった孫悟空が三蔵を守るように仕向けられます。

今は牛魔王が人間界に影響を持っている芸能事務所の有名人会長
悟空の弟分の猪八戒は超人気バンドの芸能人、沙悟浄は大企業の会長ということで、
みなさん実力をいかんなく発揮しながら人間界でうまく生きています。
これまでもタイミングを見て死んだことにして表舞台からは退きなどしつつ長年生き続けてきています。

三蔵の運命を負って生まれた女性チン・ソンミ。
いうことを聞かない孫悟空に強制的にソンミを守らせるためつけさせたのは”緊箍児
本作では頭を締め付けるのではなく、心臓を拘束され、三蔵を愛するしかなくなります。

愛し合っていく二人、でも緊箍児が無くなれば愛も消えるのではないのか、という寂しさや、
妖怪に体を乗っ取られたりしつつ、三蔵や悟空を惑わし愛が試されます。

ただ三蔵は命をかけて人類を救う使命を持っているゆえに、愛していても死別が待ちます。

人類を危機に陥れるのは人間たちが放ち蓄積され続けた”悪意の塊”、その権化が黒龍。
黒龍を利用しこの世に君臨しようとする悪人を阻止し、黒龍を消すのが使命。
黒龍というつわものを倒すには、善なる器である三蔵がその体に受け止め、三蔵を神の剣で刺し殺すことで確実に達成できる。仕留める役割を与えられたのが悟空でした。

常に二人を引き裂こうとする力が存在し、そこをどう乗り越えて成就させるのか?
そこを丁寧に描きつつ、周囲の妖怪さんたちが人類滅亡のきっかけとなる出来事や人物たちと絡み、問題を起こし、時に解決しながら進んでいきます。
妖怪同士のブロマンスや命がけの献身などもあって、人情深いいい味を醸し出していました。

種を越えて深く愛し合う2人を、ベテランの域に達したイ・スンギと、安定した演技で主演女優としてあちこちで活躍するオ・ヨンソがしっとりと演じていてなかなかに良かった。

Cに近いかな〜という感じのハマり度でしたが、まここはBで。
いや、面白かったです。