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ハマり度☆Dですよ!すごいっ!
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メイキングフィルムDVD
プレミアムBOX
●2007年 韓国KBS 全20話
●演出:パク・チャノン  ●脚本:キム・ジウ  
●出演:オム・テウン(カン・オス) 
チュ・ジフン(オ・スンハ) 
シン・ミナ(ソ・ヘイン)ほか
●視聴:2008.5.27-6.21  DVD   
●Story
強力班(捜査一課?って感じかな)の刑事カン・オスは差出人不明の小包を受け取る。
そこには「審判」というタロットカードと謎めいた切り貼りのメッセージが。
その夜、有力な弁護士クォン氏が殺害されその現場にもタロットカードが。
凶器もあり容疑者もすぐに浮かぶが何かが明らかになっていない。

そのタロットカードの絵柄を書いたという女性ヘインをあたるオス。
彼女は以前先輩刑事に捜査協力をし犯人を挙げる助けをしてくれたサイコメトラーの女性だった。

クォン氏殺害の容疑者の弁護を申し出た弁護士スンハ。
彼はクォン氏に最後に電話した人物であり、オスとかかわりのある人物たちとも
なぜか少しずつかかわりがある。彼はどういう人物なのか・・・
レビュー
1-4話  5-8  9-12  13-14  15-16  17-20完
絶望から生まれた薄氷のような復讐魔。
オム・テウンとチュ・ジフンの競演がすばらしい!
余韻がすごいですーー!!
1話1話じっくりと丹念にエピソードをつなぎながら描かれて、
後半はすごいスピードでラストまで引っ張られました!

前半は、とにかくタロットカードを使った謎多き黒幕の存在を示唆する事件が続くサスペンス。
中盤からは黒幕の正体もその過去の経緯もすべて明かされた上での心理描写
という風に見事に織り成され、
テーマの中にみえた、
「過ちを犯してしまう人間の愚かさ」と
「過ちを認める強さと過ちを許す強さ」について葛藤しながらも生き抜いたカン・オスが光りました。

もちろん、少年期に受けた大きな傷を癒せるはずもなく聡明な復讐魔と化したスンハも、
復讐を続ける中であまりに多くの犠牲を生み出す罪悪感と苦悩に苛まれました。

そのどちらのキャラクターも、最後は涙なくしては見られないすばらしい演技をみせてくれたのが
オム・テウンとチュ・ジフンでした!

後半あまりの罪の重さに1人苦しんでいる時、
”自分が何者でも受け入れてくれる”という暖かい人々に触れて
感情を少しずつあらわにするジフニの涙にぐっときて、
ラストでは、犯した罪からは逃れられない苦悩を抱えるスンハは自分と重なるのだといい、
「許されろ、自分を許して生きるんだ」とスンハを受け入れるオスに泣かされました!

よくこれほどまでのテーマを、全話かけて進められた復讐のシナリオに絡めて描ききれたなぁと
感慨ひとしお。セリフの一つ一つが染み入るよ。

「復活」の演出・脚本ペアの作品ということで、
”復讐”というものの闇を今回も良質なドラマの中でみましたが、
人間の中にある善と悪、宿命と運命、
どちらも受け入れざるを得ない無常観も同時に感じました。
突き詰めて考え出したらきりがないほど、
二人の人間の究極の生き様から感じることいっぱいですがこの辺で。

どの脇役の方も外せないし、すごく上手いし、もう一度みたい保存版です!すばらしい!

そうだ、私のお気に入りドラマ「ファン・ジニ」の曲の中で
いくつか担当された方がこの「魔王」でも曲を提供してないかな?
気になる感じのメロディーというか編曲というかあるんだけどなぁ?気のせいかな?




2008.6.21
20(最終)話 D破滅と救い、どちらにしても悲劇的だった

妻ナヒと秘書ソクチンの不倫関係を知ったオスの兄フィスは、
その件で3人をそれぞれ強請ろうとしているスンギを始末することにし、ソクチンに指示を出す。
自分は済州島へ出張したとアリバイを作り、最後に手を下したのはフィス自身だった。

秘密を知る邪魔者スンギを始末し、ソクチンが逮捕されれば、
秘密を語らないソクチンから妻を取り戻せると踏んでいたが、
殺害時間のソクチンのアリバイを証言したのは他でもないナヒだった。
逮捕されるフィス。衝撃と心労で発作が起き、父も帰らぬ人に。
友を助けるために真実を求めれば、そこにはさらに辛い真実が待っていた。

スンハがテソンだと知ったヘインや事務長、姉スンヒらは
彼の辛く孤独だった12年間に心を痛めながらも
そばにいる、ずっと見守っている、暗闇から出てきてとあたたかい陽だまりのような愛をくれた。
すでに多くの人々を死なせ、巻き込んだ人々を罪びとにしてしまったスンハ。
しかももう動き出した歯車は最終段階へと到達していた・・・

拳銃を署から持ち出したオスに呼び出されたスンハは、家をでた直後、
デシクを殺害した主婦を執行猶予判決にもっていったスンハをうらんだ家族(弟?)に刺されるが、  
(↑亡きクォン弁護士の息子でした)
待ち合わせのあのテフンの事件があった廃車場までやって来た。

オスに殺される事でしかすべてを終わらせることができないとし、撃たれることを望むスンハに、
オスはこれまでテフンの事件の真実を明らかにする努力をしなかった事を詫び、
復讐のために数多くの罪を背負った苦悩の地獄へと進ませたのは自分だと語る。

自ら死のうとするスンハを止めようともみ合っているうちにオスの腹部に発砲、
「許してくれ、そして自分自身も許して生きろ」と言い残したオス。
そして刺し傷がひどいスンハもまた帰らぬ人に(涙)


2008.6.18
16話まで D巧妙すぎる、でももう殺人鬼だよ・・・(涙)

謎の黒幕が犯人だといわれているうちはそうじゃなかった。
オスにその存在を突き止めてもらい、
後悔の末真実を明らかにしてもらうことが目的だったんじゃないの?
黒幕がスンハつまりテソンだとオスが確信した今、更なる犠牲者を出すのはどうだろう・・・
もう引き返せないところに来てしまっているにしろ、
オスからしたらもうスンハは教唆した殺人鬼でしかないよね・・・

証拠がないと言い張るスンハ。
でもそれは、事故現場のおじいさんがもう語らなかったり、
姉が永遠にその秘密を隠し通してくれた場合だよ。

復讐の原動力は自分達に背をむけた社会全体への怒りだった。
その原因を作ったのはオスとその周りの人間達だったわけだけど・・・。
でもその復讐のために、そうとは知らずに手を下した弱者が”加害者になる”という犠牲に・・・
執行猶予を勝ち取ってあげたからって、その信頼の裏で彼らを道具として扱った裏切りがあるよね。

ヘインと一緒にいるとき、暖かい笑顔を見せるようになったスンハ。それが無性に悲しいです・・・
でももうだめだよ、もう引き返せないよぉ〜(泣)

2008.6.17
14話まで  13話でDにUP! スンハの涙

復讐を計算して蒔いていた種があちこちで育ち、一人歩きを始めました。
オスの兄フィスが、秘書ソクチンと妻の関係を知りました。
その事実を先に知っていたスンギがチラチラと彼らを脅迫していた事実もあり、
何か事が起これば一丸となって破滅しそう・・ひえぇ〜

オス以外の人間にその正体を気づかれるのは本意ではないのかな?
ソン・ジュンピョ記者を排除しようとしたスンハ。
いや、もともと対象者だったんだろうね。

そんな中、スンハ少年の姉が、12年前にスンハがこの世を去っていたことを知りました。
でもスンハや姉に対する”済まない”と思う気持ちや辛さを理解していた姉は
テソンを信じるといってくれました。
テソンの周りには彼を大事に思ってくれる人が沢山いるんだよーー!
テソン(スンハ)の涙をたくさんみた2話でした(泣) 男前だなぁ〜ジフニ。

2008.6.14
12話までC謎は明かされた!スンハどこまで行こうとしているの!

テフン少年の死後6ヶ月間に、母親とその弟が死亡していたことが判明。
今回の事件の背後にはテフン少年の件で強い恨みを抱えている筈の家族、特に弟テソンが絡んでいる
とにらんでいたが、戸籍には交通事故でこの世を去っているとなっていた。

ではスンハは何者!?なんておもっていたら、それも明かされました!
10話の最後でスンハが「姉さん」なんて、目の見えない女性に語りかけてたもんだから、
「え!スンハはテフンの弟だよね?」とか、
「もし弟なんじゃないならテフンとどういう関係?!」という謎に引きこまれかけたけど、
やっぱりテフンの弟だよね。
で、どういういきさつでスンハという人物になれたのかも明かされました。

身寄りがなく、目が見えない姉さんだけを持つオ・スンハと行動をともにしていたテソン少年は、
トラックによる交通事故に巻き込まれ死亡したスンハ君をテソン少年だと証言、
自らはスンハとして生きていたようです。

でも、現在無農薬農場をしているあのお兄さんとはどんないきさつで兄弟となったのかな?
まだ謎は多いけど、ひとまず、スンハはやっぱりテソンだったんだということでした。

その秘密を知ったソン・ジュンピョ記者が、
事故で死んだのはスンハ少年だという事件現場近くの老人から録った証言
を基に
弁護士スンハを脅迫しました。自分がうらんでいるオスの父を陥れる事に利用するために・・・
そして、巧妙に仕組まれた偶然が重なって、記者はトラックに轢かれてしまいました。
でも生きているかも・・・
でもその事故の前に、証言データを宅配で出した送り先は
オ・スンハの盲目の姉スンヒ宛でした!

昔の罪をいま改めて突きつけられながら、そのに苦しみから逃げないオス。
復讐をはじめてしまった今、無関係だった人々まで巻き込みどんどん不幸にしてゆくスンハ。
被害者は加害者となりまた不幸が増える。 
ひとつの罪はそのつど償われるべきなんだろうなぁ、禍
根を残すことで新たな罪が生まれるなんて・・・
復讐の意味が改めて問われます。

2008.6.7
8話までC一連の事件の原因がはっきりした!

12年前、高校時代不良だったオスは、故意ではなかったとはいえ、
テフンという同級生を殺傷した事件を起こしていた。
テフンは、オスたち4人組がヨンチョルという人のよい友達をいじめる事に対し卑怯だとはっきり忠告。
テフンがポケットに持っていたナイフを見つけ、脅すだけのつもりが、結果的にテフンを刺してしまう。
恐れをなして現場をただ立ち去った4人。ヨンチョルは物陰からそれを見ていた・・・

オスは、父の権力が及んだ結果「正当防衛」で無罪。
罪悪感と後悔のなか、オスは努力して生きていくことで罪が償えると信じて生きてきた。けれど・・・・
次々と押し寄せる事件とその背後関係がすべて自分のせいだと告げる・・

4人組のうち、借金取りをしているデシクが債権者の女性によって殺害され、
弁護士スンハはここでもその事件に大きくかかわっている。
12年前の事件を担当したグァンドゥ、今はスンハの事務所で働いている。

ひとつ明らかになる度に見えてくる真実と後悔。
重いけれど背負うことを決意したオスは
「償う」という道を選んでいるからか光の差すほうへ進んでいるように感じるけど、
恐らく、兄テフンのために「暗いトンネル」へ入ることを決意したスンハは、
復讐というダークな道を選んだ地点で苦痛からは逃れられないんじゃないかと
悲しくなります。

はぁ〜〜つらいですなぁ・・・ここからどうストーリーは進むのか、

2008.6.2
4話までCすでにサスペンスの渦に巻き込まれたわ〜!

冷徹な印象だけど、背負っている恨みというのが「果たされなかった正義」にある
という辺りが徐々に出てきてるスンハ。
ジフニはなかなかうまく演じてるんじゃないでしょうか!(喜)
もちろんオス役ののオム・テウンは刑事役がいつもにあってる!

事の発端となった「クォン弁護士殺人事件」はこれから起こる巧妙に準備された
一連の復讐劇の始まりに過ぎないんだよね!
どうやらスンハの兄が昔殺害されていて、真犯人は罪を償うことがなかったようです。
復讐の対象は、まだはっきり誰とはわからないけど、オスを含む仲間たちと
その事件をもみ消した政治家であり実業家のオスの父や、
その顧問弁護士だった亡きクォン弁護士のようです。

彼らに送りつけられる意味深なタロットカードと手紙。
スンハだけでは実行できていないよね、おそらく、
「復活」でガンヒョクのよき秘書を演じていたあの俳優さんも組んでて、
コインロッカーに入っている指令書にしたがって動いているようです。

復讐が実行されるとき、スンハとは縁のない、”その相手に直接怨恨のある人”が手を下します。
みんな巧妙に操られるようにして。

復讐を計画する人は憎悪に動かされる悪魔をイメージしますよね、
でも、この4話の地点で、正されるべき正義をなんとしても下したい
という悲痛な追悼の思いも見せるスンハの
孤独で複雑な苦悩というのかな、そんなものまで感じさせられます。

1話1話情報量多すぎ!レビューが長くなるぞーこのドラマ!!
ハハこういうドラマ好きですねー!