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隠密な計画 ハマり度☆惜しい
DVD
☆2015年 韓国 (原題:隠密な誘惑)
☆監督:ユン・ジェグ
☆出演:イム・スジョン  ユ・ヨンソク  イ・ギョンヨン
美貌の青年から持ち掛けられた富豪の財産を狙う計画
しかしそれは・・・というクライムスリラー
美貌の青年ソンヨルから富豪と結婚し妻となり遺産相続を受けた暁には折半するという計画を提案され、多額の借金があったジヨンはそれをうけた。ソンヨルに惹かれ心を預け、彼の言うとおりに事を進め見事富豪との結婚にこぎつけたのだが彼には裏が…という物語。

「ミスター・サンシャイン」からの流れでユ・ヨンソク祭第一弾に選んだのはNetflix配信終了間際だった本作。
やはりユ・ヨンソクはグッドルッキングなキャラで、リッチなスーツを着こなした不遇の富豪の息子役。
とはいえ暗いものを内に秘めた裏のある恐ろしい男。
計画の共犯として選ばれた女性ジヨンを演じたのはイム・スジョン。
秘密を共有しソンヨルに惹かれるがゆえに言われるがままに行動し罠に落ちていくヒロイン。

スリリングで空恐ろしいこのストーリー、
しかも萌えポイントはいくつかあるはずが惜し過ぎる!と思った理由を探ってみた



~ネタバレありきで書いてます望まれない方はご遠慮ください。

そもそも共犯となる二人の抜き差しならない関係性が表現され切っていない。
大事な計画を実行に移す本気な男ならヒロインも手抜かりなく落としておくという意味で、観客にすらソンヨルはジヨンを愛してしまったのではないかとはっきりと思わせる濃密な関係性を見せる必要があったと思う。

そのミスリードから生み出される”他の男の妻になるというジレンマ”もまた2人の味方として視聴者の感情に訴えかけたはず。
あの程度で女が勝手に落ちたという解釈もできるが、そこまでしてこそ後半のスリラー展開へのメリハリがもっと効き、ラストジヨンの問いかけに答えるソンヨルの空恐ろしさと、一方でしたたかなジヨンの対比が効いたのではと感じて惜しい。(あの程度、と書いたが、現実ならばそんな目に遭ったらチョロく完落ちだけども…)

つまり、ソンヨルのエロさが足りない。
スマートセクシーはユ・ヨンソクのルックスのおかげで表現できていたが、獲物を引き寄せたあとの落とし込みが足りない。
この映画は甘い美貌の青年の罠に落ちた女というのが要だと思う。
これでもか!というのが欲しい。

そしてジヨン。富豪の心を掴み、たらしこむにはパンチが足りなかったような。
亡き愛妻に似た女という設定だけでは若干弱かった。

なぜ監督はこの辺を徹底して追求し描ききらなかったのか。
見終わって感じる惜しさは演出の物足りなさでもあると思う。



~飛躍して、ここからはユ・ヨンソク考となるけれども~

彼は泥臭い役の方が表現が得意なのではとふと思う。
上品なルックスからカッコいい演技を要求されがちな彼だけど、もしかしたらそこに注力してしまうのかもしれない。さっき書いたラストのシーンではソンヨルはうらぶれた状態なのだけれど、その時の力の抜けたようなまだ吠えるようなルーザー感がピタッとハマっていたし、父に対する憎悪とくやしさなんかも良かった。

ルックスを武器にできる役がもらえる貴重な俳優ユ・ヨンソク。
これから年齢的に求められるのは大人の魅力を備えたダンディな艶色男ぶりになってくるはず。
補充キーワードはエロさ。
セクシーで卑猥だけど、それを持ち前の清潔感でくるんだ本格的なダンディな色男役を見せてほしいです。

とはいえ、「ミスター・サンシャイン」のク・ドンメのように、ルックスがキャラクターの重要項目だったわけではない役で存在感を示せたのでこれから新しいユ・ヨンソクが見られそうで楽しみです。

他の出演映画作品も見てみますね。






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