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ラスト、コーション(原題:色/戒)  2009.3.11視聴  
☆監督:アン・リー
☆出演:トニー・レオン  タン・ウェイ  ワン・リーホン 他

なんともすごい女優さんが現れるもんだ!
テーマが日本軍占領下の上海で繰り広げられる抗日の工作員たちの話でもあり、
性的な描写があまりに赤裸々で問題作と呼ばれるのは納得。
でもその後タン・ウェイの出演禁止処置は気の毒だったよね。
女優としての仕事をきちんとこなした結果のリアルさだから・・・。
いやぁそれにしても、トニー・レオンさんは本当に普通っぽいのにすごい俳優だ。
エンディングの表情!あれがあるから余韻がじわーーっと残るんだよなぁ
抗日派として学生時代活動した彼女が数年後敵対する組織の上層部に就いたイを罠にかけるも、
極限のなかで生きるお互いが恋に落ちてしまったんだね。
見ないと分からない評判の理由が分かった。よかったわ。

レイダース〜失われたアーク(聖櫃)〜 2009.7.20視聴 
☆監督:スティーブン・スピルバーグ  ☆総指揮:ジョージ・ルーカス
☆脚本:ローレンス・キャスダン
☆出演:ハリソン・フォード  カレン・アレン  ポール・フリーマン 他

約30年前の作品ながら、アクション/冒険ものとして子供達も楽しめそうだという事で見てみました。結果は・・・!
毒蛇・オオグモうじゃじゃのシーンで絶叫し、お宝を目指してやってきて罠にかかった冒険者や
大量のミイラにもたれ掛かられたシーンでは退きまくり、続編見たいとは言われず・・

うちの子たちがこう言うのが未だに苦手だというのもあるだろうけど、
それを置いてもインディ・ジョーンズの大活躍に胸が躍らないのは不思議・・?
今時の子は冒険に夢はないの?それとも3K(危険・きつい・汚い)は受け入れ不可能?
上映当時は大ヒットの本作、まさにスピルバーグって感じです!

レッドクリフ PartT&U              2010.1.23
☆監督:ジョン・ウー
☆出演:トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー

partT2008年視聴:
part1だと分かっていたから、恐らく人物紹介や背景の説明に終始するだろう事も予期していました。
そう言う意味で戦闘シーンの迫力やキャラクターの魅力が十分に伝わる2時間強でしたね。
残虐なシーンが多いから子供さんは見られないけど。
私はこのテンションでpart2へ持っていけそうです!
トニー・レオンのシュウユ、金城武の孔明が主役の本作、超越した才を秘めた2人の息が合う様子や、「三国志」のもともとの主役劉備や関羽・張飛・趙雲らのスゴさもきちっと描きつつ壮大な
時代劇になってました〜!

partU2010年視聴:
パートT視聴から時間がたっているものの、ストーリーは至ってシンプルに仕上げてあり
分かりやすかったです。2時間半近くの長さだったけれど、あっという間でした!
パート1が騎馬や陣形で見せる戦闘なら、パート2は海戦における火!
船を走らせながらの戦闘ではなく、火と風をいかに見極め操ったかが勝利の鍵でした。
あくまでもこれは赤壁の戦いのモチーフに焦点を絞ったエンターテインメントゆえ、
三国志とは別物と思って見た方が良い。ただ1のアクションの方が印象的ではあったわ。

レインマン                  2010.5.8再視聴
1988年アカデミー賞作品賞/監督賞/主演男優賞/オリジナル脚本賞受賞作

☆監督:バリー・レヴィンソン   ☆製作:マーク・ジョンソン  ☆脚本:ロン・バス
☆原案・脚本:バリー・モロウ   ☆出演:ダスティン・ホフマン  トム・クルーズ

10代の頃だったと思うわ初めて観たのが。
あの時も良い映画だと思ったんだけど、今この年令だからぐっとくるシーンや
弟チャーリーの気持ちがもっと理解できるところがあったりと、より深く楽しめた。

きっかけは不純でも兄を受け入れてゆくチャーリーの変化を見事に演じたトム・クルーズと、
自閉症ではあるけれど家族への愛情を持ちながら他者との交流の努力もするレイモンド
という難しい役どころを表現したダスティン・ホフマンの演技があってこその傑作ですね。
はぁ〜泣いたわ〜〜
 
ラブリー・ボーン                2011.4.2視聴
☆監督・脚本・製作:ピーター・ジャクソン
☆出演:シアーシャ・ローナン  マーク・ウォールバーグ  レイチェル・ワイズ 他

近所に住む殺人魔に夢ある若き少女が殺害されてしまう。
天国とこの世の境界の世界から見た死者である少女の視点で物語が描かれ、
また家族たちが傷つき深く悲しみ、そして再生してゆく姿も描く。

死者の視点というのが斬新で、かといってオカルトやホラー色はほとんどない。
肉体を離れた意思=魂である彼女が恐ろしい死の真相を知りつつもただ愛する人たちを思い、
同じような死を迎えた子どもたちに支えられて死を受け入れてゆく姿に穏やかさすら感じた。
犯人に幸せなど訪れるはずもない。
 
ラスト サムライ                2011.8.28再視聴 
☆監督・脚本:エドワード・ズウィック   ☆脚本:ジョン・ローガン  ☆製作・主演:トム・クルーズ
☆出演:トム・クルーズ  渡辺謙  真田広之  小雪他

2度目の視聴だったんだけど、やっぱり良かったなぁー。
フィクションの明治時代、侍達の所作や視線・表情などがとても潔き良くてかっこいい。
武士の時代が終わり、勇敢で気高い精神が誇り高く滅び行く「美」というものをとても
意識してありますよね。
職業軍人として無意味な殺戮を繰り返してきたネイサンが、戦うという意味では同じ戦士
であるにも関わらず、愛する人・村・国を守るために鍛錬し精神を研ぎ澄ます武士道という
また非なるものに触れて心を穏やかに保てるようになるその過程もいいんです。
武士道に惹かれ実践するまでになったネイサンをトム・クルーズが好演し、
誇り高く気高い最後のサムライとなった勝元を渡辺謙さんが鋭いカリスマで体現していました。
渡辺謙さんといい、真田広之さんといい、このあと米映画・ドラマに進出されたのは納得です!
 
ラスト ソルジャー                2012.1.14視聴
☆監督:ディン・シェン  ☆原案・製作総指揮・アクション指導・主演:ジャッキー・チェン
☆出演:ジャッキー・チェン  ワン・リーホン 他

十数国が覇権を争う紀元前、戦国時代の中国。梁と衛両軍が激突しほぼ全滅する中、
生き残った梁の兵士が同じく生き残った衛の将軍を捕虜として国に連れ帰ろうとする物語。
生きていくにちょうどいいほどの土地を愛し耕してただ生きたいという農民出身の兵士と
衛の太子の座を巡って側近にそそのかされた弟王子に命を狙われる将軍との会話を通して
天下統一の野望に燃え戦を繰り返しあまたの命を消耗する事の虚しさを表現。
ジャッキー演じる農民兵士のコミカルさが重くなりがちなテーマを見やすくしてくれていて、
またこの兵士が語る無学ゆえの言葉の中に光る真理がちりばめられている味の深さも。
 
リアル・スティール             2013.2.12視聴
☆監督:ショーン・レヴィ  ☆製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ/ロバート・ゼメキス
☆原案:ダン・ギルロイ/ジェレミー・レヴィン 
☆出演:ヒュー・ジャックマン  ダコタ・ゴヨ  エヴァンジェリン・リリー他

ロボットにボクシングさせる近未来ファンタジー。CGにはまるで見えない完成度の高い映像美
で見せてもらったのは父と子の途切れていた絆の再生。
父と子ゆえなのか、同じようにロボット興行に興奮し力をあわせるうちに深まる絆を見ているだけ
で心がじわじわと温まっていく感覚がしました。
2人の間を取り持つ時代遅れの捨てられていたロボットにも表情が見える気がするんです。
見終わった後、清々しい気持ちで満たされました。素敵な映画です。
 
ライフ・オブ・パイ〜トラと漂流した227日 2013.12.21視聴
☆第85回 (2012年) アカデミー賞 監督賞[アン・リー]、撮影賞、視覚効果賞、作曲賞
☆原作・ヤン・マーテル「パイの物語」
☆製作・監督:アン・リー  ☆撮影:クラウディオ・ミランダ  ☆脚本:デヴィッド・マギー他
☆出演:イルファン・カーン  スラージ・シャルマ  アディル・フセイン  タブー 他

ほぼスタジオでのCG撮影で作り上げたという、ベンガルトラとの漂流シーン。
時に荒れ、時に凪ぐ大海原は、ファンタジーだとわかっていて尚引き込まれました。

信じがたい漂流経験をし、マリアナ海溝付近からメキシコへたどり着くまでの227日間、
主人公パイとトラとの生き残りをかけた死闘と、ついには心の支えとなる猛獣の姿。
いくつもの宗教の神を柔軟に受け入れる素地を持つ頭脳明晰なパイだったからこそ
とも思えるけど、トラに人のようなフルネームがついていたことに意味がある気がする。

ラストではあまりに信じがたい動物との体験を調査員に受け入れてもらえずに
擬人化して説明したパイ。
映画とはこういうファンタジーでしか描けない世界を見せてくれるもんだったなぁと
再確認しましたよ。 

6歳のボクが、大人になるまで 2016.4.3

☆第64回 (2014年) ベルリン国際映画祭 銀熊賞(監督賞)
☆第87回 (2014年) アカデミー賞 助演女優賞
☆監督・脚本:リチャード・シンクレイター
☆出演:パトリシア・アークエット エラー・コルトレーン イーサン・ホーク

同じ俳優さんで12年間の期間をかけ、一人の少年の成長を描いたフィクション作品。
これまであったようでなかった着想の家族の物語でもありました。

母親役がぴったりのパトリシア。
そして人と違う自分の何かを感じ、どう表現するか悩み、
学校の先生に助言をもらっても指導に聞こえてしまう若さに微笑みつつ
別れた実父や実父の再婚相手の家庭の人々とのふれあいなどなど、
様々な人たちに人生のヒントをもらう主人公メイソンの成長を
エラー君が素朴に演じきっていました。

製作側から見れば本作の手法は”よくやりきった”という称賛に値するのでしょうね〜


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